ヨーロッパ11ヵ国のリタイアメント制度を比較
世界の中で最もリタイアメントビザ実施国が多いのがヨーロッパです。
EUという1つの国の体裁が整ってきましたが、リタイアメント制度では国によって大きく内容は異なります。
落ち着いた歴史ある街並みの中でおしゃれな暮らしをしたい人は必見です。
今回、リタイアメント制度を比較する11ヵ国はこちらです。
- イギリス
- イタリア
- マルタ
- スペイン
- ポルトガル
- ドイツ
- スイス
- フランス
- モナコ
- アンドラ
- キプロス
- ブルガリア
ひとつずつ、リタイアメント制度の特徴を見ていきましょう。
イギリスのリタイアメントビザ
- 名称:Retired person independent means
- 永住権
- 60歳以上
- 年間2万5000ポンド(約365万円)の不労収入(年金・金利収入等)
最初は1年更新、4年後以降に永住権の申請が可能になります。
サポーティングレターが必要であり、イギリスに家族や親戚などがある場合は審査が有利です。
イタリアのリタイアメントビザでは年齢不問です。 現地で生活できる経済力を証明することが必要ですが、具体的な金額の規定はありません。 その代わり、入国後に家を購入し維持することが条件となっています。 ってことは、もしかして年金等と同じく不労収入と考えてもOK? その時が来たら在日大使館に聞いてみます。イタリアのリタイアメントビザ
マルタのリタイアメントビザ
- 名称:Permanent Residence Scheme For Foreign Retirees
- 永住権
- 年齢不問
- 1万4100ユーロ以上の年金受給者または2万3500ユーロ以上の金利収入か40万ユーロ以上(約5000万円)の資産のいずれか
最初から永住権に相当するビザが発給されるのが、騎士団で知られる地中海の小さな島国マルタです。
上記のほかに、新永住制度”HNWI”がありますが、年間2万ユーロ以上の居住税の支払いに加え、40万ユーロ以上の住宅購入または年家賃2万ユーロ以上の賃貸住宅に住むことが必要です。
なかなか厳しいですね〜・・・ 申請後、135日以内に大使館より通知が届き、通知より2カ月以内にビザを受領する必要があります。 生活コストはもちろん高いので資金との相談ですが。 ただ、制度の内容や規定が頻繁に変わるため、都度、直接、大使館に確認したほうがいいとの情報もあります。スペインのリタイアメントビザ
ポルトガルのリタイアメントビザ
これだけだと、イギリスへの移住は厳しいですね。。。