永住権取得後の生活
無事にシンガポール永住権を取得できた場合のその後の生活についても考えておかなければなりません。
以前の記事でも書きましたが、シンガポールは世界一生活費の高い国としていまや有名です。
もちろん、日本食材を買おうとすると1.5~2倍の値段になりますが、ローカルスーパーなら野菜は日本と同じくらい、鶏肉は日本より安い、豚肉と牛肉は高いといったところでしょうか。
私たち夫婦は野菜と鶏肉をメインに食べることにしているので、生活費は日本にいる時よりも少なく済んでいます。
住宅問題さえ解決してしまえば、あとは快適に生活ができます。
移住後の住宅はコンドミニアム?HDB(公団住宅)?
結論、資金力にもよりますが、シンガポール移住をした場合にはHDBのほうが一般的です。
HDBはHousing Development Boardの略称で政府がシンガポール人のために建設したもので外国人は基本的には借りることができませんが、HDBセンターの許可を取ることにより借りることができますが、例外的なケースです。最近はコンドミニアムの賃料が高騰しているため、一部の外国人が借りているケースが見受けられますが、ほとんどのケースでは外国人に賃貸する必要な許可をとっていないので注意が必要です。(出典:東京不動産)
しかし、永住権所持者が二人そろえば、すなわち夫婦で取得すればHDBの購入ができます。
シンガポール駐在員の場合であれば、コンドミニアム(分譲マンション)に住むのが一般的ですが、借りるにも購入するにも高すぎるのが現実です。
地域にもよりますが、80~100㎡の広さの物件において、主要エリアで賃貸する場合と購入する場合のコンドミニアムとHDBの相場はこちらです。
賃貸
- コンドミニアム:35~50万円/月
- HDB:20~30万円/月
購入
- コンドミニアム:7000万~1億円
- HDB:3000~4000万円
80~100㎡ほどの広さを前提とすると、コンドミニアムは安くても7000万円は必要です。
対してHDBであれば主要であっても3000~4000万円ほどで購入できます。
賃貸料金の高いシンガポールであれば、長い目で見れば間違いなくHDBを購入したほうが得です。
そのため、自分の永住権を取得し、配偶者も永住権を取得できたら、HDBを購入するのが住宅費を抑えるには最良といえます。
私が住んでいる部屋でも100㎡ほどの広さで1億を超えており、さらに広い部屋は余裕で2億を超えています。
一生住めないので今のうちに満喫します。
まとめ
一般の会社員がシンガポール移住を果たすには、駐在員であれ現地採用であれまず就労ビザから始めて最低でも3~5年は納税し、永住権を申請する流れが最も成功率が高いです。
そして、永住権を取得できたら次は住宅問題が待っています。
資金と相談し、賃貸なのか購入なのか、コンドミニアムなのかHDBなのか決めましょう。
ここまで決まれば、あとはシンガポールの雰囲気に合わせて生活するだけです。
他にも住んでみたい国があるので、いろいろと調べてみて、総合して移住先を決めたいと思っています。
随時、海外移住についてもまとめていきます。
物価からすると、シンガポールよりも圧倒的にオーストラリアやヨーロッパのほうが高いのになんでかなーと。
そう、シンガポールが世界一生活費が高い理由は、「住宅費」の影響なんです。
なので、実はローカルスーパーへ行ってみると、日本と同じくらいか日本より少し安いくらいで食材を調達できます。