海外移住の代名詞・リタイアメントビザ
海外での生活に憧れ、海外移住を果たしたい人はたくさんいると思います。
インターネットで調べてみると、実際に海外移住を果たした人はこの5パターンが多い気がします。
- 学生時代に留学してそのまま就職
- ワーホリで海外へ行き、そのまま就職 (or 結婚)
- 思い切って勤めている会社を辞めて貯金を切り崩して旅に出る
- 思い切って勤めている会社を辞めて現地で転職活動
- とりあえず飛び込んでみる
みんなすごいアグレッシブですし、素晴らしい行動力だと思います。
何事も行動しないと始まらないのは間違いないですし、上記経験から情報発信している人は口々にそれを仰いますよね。
でも、海外移住を果たしたい大多数の方々はなかなか行動まで移すことが難しいと思います。
- 家庭と収入
家庭を持ちながら会社に勤めている方は、この理由で海外移住を諦める方が多いのではないでしょうか。
自分一人の人生ではないですし、責任が伴うので当然だと思います。
そんな方々に向けて、「移住したいならとにかく今すぐ行け」というのはちょっと違う気がします。
さて、いろいろな海外移住の形がある中で今回取り上げるのは、以前よりまとめているリタイアメントビザの続編です。
これまで、東南アジア5ヵ国、ヨーロッパ11ヵ国及びオセアニア6ヵ国におけるリタイアメントビザを徹底比較してきました。
今回は、日系移民も多く日本人が親しみやすい南米6ヵ国のリタイアメントビザを国別に徹底比較します。
南米6ヵ国のリタイアメント制度を比較
広大な農業国が多い南米諸国。
また、日系移民が多く暮らしていることから、日本からの距離は遠いものの、日本人にとっては親しみを持てる国も多いはずです。
今回、リタイアメント制度を比較する南米6ヵ国はこちらです。
- ブラジル
- ベネズエラ
- アルゼンチン
- ペルー
- エクアドル
- コロンビア
ひとつずつ、リタイアメント制度の特徴を見ていきましょう。
ブラジルのリタイアメントビザ
- 名称:シルバー移住査証
- 永住権
- 年齢不問
- 月2000ドルの年金受給者
- 扶養家族は2名まで
- 3人目からは1人につき1000ドル増額
- 在日大使館申請、審査はブラジル国家移住新議会や外務省移民課。所要3~6カ月ほど
南米諸国の中で経済発展が進むブラジルでは、シルバー移住査証というリタイアメント用の永住査証制度があります。
広大な国であるだけに治安に少々不安がある大都市もあれば、延々と続く農村部もあり、いずれの場合も多くの日系移民が暮らしています。
ベネズエラのリタイアメントビザ
- 名称:リタイアメント査証
- 1年更新
- 年齢不問
- 月1200ドルの年金受給者、金利生活者
- 同伴者は1人あたり500ドル増額
ベネズエラは月1200ドルの年金・金利生活者が対象となっていますが、広く知られているように、独裁政権による国家体制も不安材料の一つと言えます。
これは政治体制にも関係があります。
子供の頃に7年間タイに住んでいたので、タイももちろん候補の一つですが、世界をのんびり巡りたい気持ちが強いです。
でも、常々考えているのは「極力リスクを取らない」ことです。
それは、奥さんのことも将来の子供のこともそうですし、一切不安を持たせたくないのです。