海外移住の代名詞・リタイアメントビザ
海外での生活に憧れ、海外移住を果たしたい人はたくさんいると思います。
インターネットで調べてみると、実際に海外移住を果たした人はこの5パターンが多い気がします。
- 学生時代に留学してそのまま就職
- ワーホリで海外へ行き、そのまま就職 (or 結婚)
- 思い切って勤めている会社を辞めて貯金を切り崩して旅に出る
- 思い切って勤めている会社を辞めて現地で転職活動
- とりあえず飛び込んでみる
みんなすごいアグレッシブですし、素晴らしい行動力だと思います。
何事も行動しないと始まらないのは間違いないですし、上記経験から情報発信している人は口々にそれを仰いますよね。
でも、海外移住を果たしたい大多数の方々はなかなか行動まで移すことが難しいと思います。
- 家庭と収入
家庭を持ちながら会社に勤めている方は、この理由で海外移住を諦める方が多いのではないでしょうか。
自分一人の人生ではないですし、責任が伴うので当然だと思います。
そんな方々に向けて、「移住したいならとにかく今すぐ行け」というのはちょっと違う気がします。
さて、いろいろな海外移住の形がある中で今回取り上げるのは、以前よりまとめているリタイアメントビザの続編です。
これまで、東南アジア5ヵ国及びヨーロッパ11ヵ国におけるリタイアメントビザを徹底比較してきました。
今回は、多くの人が憧れるオセアニア6ヵ国のリタイアメントビザを国別に徹底比較します。
オセアニア6ヵ国のリタイアメント制度を比較
海外移住を希望する人の多くが最初にイメージするのが、「エメラルドグリーンに輝く海辺での生活」です。
ゆっくりと流れる時間の中でのリタイア生活がオセアニアでは実現することができます。
今回、リタイアメント制度を比較するオセアニアの6ヵ国はこちらです。
- オーストラリア
- ニュージーランド
- フィジー
- 北マリアナ連邦
- バヌアツ
- トンガ
ひとつずつ、リタイアメント制度の特徴を見ていきましょう。
オーストラリアのリタイアメントビザ
- 名称:Investor Retirement Visa(投資家リタイアメント査証)
- 4年更新
- 55歳以上
- 75万豪ドル(約6000万円)以上の資産提示と6万5千豪ドル(約520万円)以上の年間所得証明(配偶者との合算可)、75万豪ドル以上の州債購入
- 指定の地方居住の場合は50万豪ドル以上の資産提示と5万豪ドル以上の年間所得証明、50万豪ドル以上の州債購入
- 週20時間以内の就労は認められる
- 査証更新時は50万豪ドル、または25万豪ドル(地方居住者)の州債維持が必要
- 配偶者を除く扶養家族がいないこと、滞在期間をカバーする民間医療保険への加入が必須の条件
日本の年金制度では、年収520万円は難しいですし、6000万円の資産も簡単ではありません。 うーん、お金持ち向けのおもしろくない制度ですね。 オーストラリアの隣国ニュージーランドは2010年から導入が始まった比較的新しい制度です。 開始前は期待が高まっていたものの、オーストラリアの投資方式を採用したため、経済条件のハードルが高い富裕層向けの制度となってしまいました。ニュージーランドのリタイアメントビザ
子供の頃に7年間タイに住んでいたので、タイももちろん候補の一つですが、世界をのんびり巡りたい気持ちが強いです。
でも、常々考えているのは「極力リスクを取らない」ことです。
それは、奥さんのことも将来の子供のこともそうですし、一切不安を持たせたくないのです。