シンガポールの定番料理『ナシレマ(Nasi lemak)』とは
- ナシ:米
- レマ:ココナッツミルク
ナシレマはマレーシア発祥の伝統料理で、マレー語で直訳するとココナッツライスですが、リッチなライスと呼ばれることもあり、その意味合いは『ココナッツミルクの風味豊かな絶品ご飯』です。
基本的にナシレマと呼ばれるメニューには、ココナッツミルクで炊き上げたご飯に次の食材が必ずトッピングされています。
- 揚げ小魚
- サンバルソース(伝統の辛味調味料)
- ピーナッツ
- 目玉焼き
- きゅうり
これらにプラスして、鶏のから揚げやローストチキン、羊の煮込み、焼き魚などお店によって加わるメニューが異なります。
毎日大行列!!シンガポール地元民に愛されるナシレマの名店『THE COCONUT CLUB』
『THE COCONUT CLUB』は天天海南鳥飯で有名なホーカー・マックスウェルフードセンターの裏側に位置しており、観光客はまず訪れないエリアです。
青を基調とした清潔感ある造りはオシャレなカフェを彷彿させます。
このお店の前を何度か通り過ぎたことがあり気になっていましたが、ナシレマはホーカーやフードコートで食べることのできるローカルフードなので、まさかこんなオシャレな外装のレストランがナシレマの名店だとは思いませんでした。
いつ通りかかっても大行列です。
でも、どのお客さんも長居することなく食べ終わったらすぐに退席するため、この行列の長さでも待ち時間は10~15分ほどです。
ただし、6人以上で訪れる場合は、大テーブルが必要となるため待ち時間が長くなります。大人数で訪れる方はお気をつけください。
『THE COCONUT CLUB』の内観
カウンターキッチンになっており、調理の終わったメニューが手際よく次々と大皿に盛られ、そこからメニュー別に小皿へ取り分けられます。
店内は清潔感があり、言い方に気をつけなければなりませんが、ローカルフードのお店とは思えません。(ローカルフードは屋外やエアコンなしのお店が多いため)
客層はほとんどがローカルの人々でした。
本当に美味しいローカルフードは、地元民に愛されるお店にこそあると思うので、『THE COCONUT CLUB』は間違いないだろうなと料理を待ちながら確証していました。
ココナッツ風味のご飯とサンバルソース、そして他具材との混ぜて食べる味と食感が日本で味わったことのないもので衝撃でした。
それからシンガポールでもホーカーやフードコートで食べるようになり、より美味しいナシレマを求めて本日ご紹介する『THE COCONUT CLUB』へ辿り着きました。