各チェック項目解説
住民転出届
郵便
郵便物は1年間国内の指定の住所に転送可能です。
赴任後も旧住所宛に届く郵便物に備え、最寄りの郵便物もしくはインターネットで転送手続きを行いましょう。
なお、1年経過後も転送が必要の際は延長手続きが必要になるので漏れなくやりましょう。
電話の休止手続き
電話は5年間権利を預けることができます。
5年を超える場合は更新手続きをして、最大10年まで可能です。
更新手続きは代理人でも可能となります。
電気
出国直前に料金を精算する必要があるため、精算希望日、使用停止希望日を担当の営業所に連絡しましょう。
1週間から2日前までに営業所へ連絡すれば担当者が来てくれます。
海外のほとんどの国では、現在使用中の電気器具はそのままでは使用できないので、周波数、電圧などを確かめて部品を交換するか日本へ置いておくか対策を立てましょう。
ガス
出国直前に料金を精算する必要があるため、精算希望日、使用停止希望日を担当の営業所に連絡しましょう。
都市ガスの場合、1週間から2日前までにガス会社に連絡し、出発当日に精算となります。
ガスを止める手続きをしないと、基本料金を支払うことになるのでご注意ください。
水道
出国直前に料金を精算する必要があるため、精算希望日、使用停止希望日を担当の営業所に連絡しましょう。
1週間から3日前までに受け持ちの水道局へ連絡すると、当日精算に来てくれます。
連絡の際、領収書等の顧客番号が必要になります。
その他の支払い
新聞、クリーニング等の支払いは間際になると忘れることも多いので早めにお済ませください。
クレジットカード
登録住所の変更手続きを行いましょう。
また、基本的に海外の銀行口座への変更はできないので、日本での銀行口座残高にご注意ください。
所持されているクレジットカードについては、スキミング被害を防ぐため、必ずICチップ入りのカードであるかを確認し、使用しないカードについては解約も検討することをオススメします。
車の処分
個人で依頼する場合は、信用のおける業者か確認しましょう。
また知人に譲渡する場合は、任意保険名義変更が必要です。
名義変更については印鑑証明が必要になるため、転出届を出す前に済ませましょう。
自動車保険の手続き
自動車を手放す場合、自動車任意保険は解約となります。
その際に保険会社に「中断証明書」を申請しましょう。
帰国後に再契約する場合、中断前と同じ等級の無事故割引が適用されます。
申請方法は保険会社所定の中断証明書発行依頼書に必要事項を記入し、保険証券の写しを添えて提出するだけです。
また、海外で車を所有･運転する予定のある人で、過去3年間に個人名義の自動車保険から事故による求償を受けていない場合は、「無事故証明書（和文、英文）」を取得していけば、現地での保険料が割引になる可能性があります。
詳しくは保険会社へご確認ください。
まとめ
以上、海外赴任出発1ヶ月前に必ず見ておきたいチェックリストでした。
書き出してみると、やらなければならない手続きが意外と多いことに気づきます。
でも、便利なこのご時世なので、たいていはインターネットか電話で簡単に終わります。
大変な手続きは基本的にないので、焦らず落ち着いて準備を進めましょう。
海外赴任関連の記事については、こちらもご参考ください。
この届出をすると住民登録が抹消され、同時に印鑑登録も抹消されます。