海外移住の最終形は永住権の取得
海外での生活に憧れ、海外移住を果たしたい人はたくさんいると思います。
インターネットで調べてみると、実際に海外移住を果たした人はこの5パターンが多い気がします。
- 学生時代に留学してそのまま就職
- ワーホリで海外へ行き、そのまま就職 (or 結婚)
- 思い切って勤めている会社を辞めて貯金を切り崩して旅に出る
- 思い切って勤めている会社を辞めて現地で転職活動
- とりあえず飛び込んでみる
みんなすごいアグレッシブですし、素晴らしい行動力だと思います。
何事も行動しないと始まらないのは間違いないですし、上記経験から情報発信している人は口々にそれを仰いますよね。
でも、海外移住を果たしたい大多数の方々はなかなか行動まで移すことが難しいと思います。
- 家庭と収入
家庭を持ちながら会社に勤めている方は、この理由で海外移住を諦める方が多いのではないでしょうか。
自分一人の人生ではないですし、責任が伴うので当然だと思います。
そんな方々に向けて、「移住したいならとにかく今すぐ行け」というのはちょっと違う気がします。
さて、今回は海外移住の最終目標である「永住権」の仕組みの一つである「ポイント制永住権」についてご紹介します。
ポイント制永住権を採用している代表的な国はイギリス・カナダ・オーストラリア・ニュージーランドの4ヵ国です。
それぞれポイント制度の仕組みは全く異なるので、ひとつずつ解説します。
今回の記事ではニュージーランドのポイント制永住権を徹底解説します。
公募永住権のひとつポイント制永住権とは
公募永住権の中心となるのが、ポイント永住権と呼ばれるものです。
希望者を世界から広く公募して永住権を与えようというのがその目的で、
- 年齢
- 学歴
- 職歴
- 技能
- 語学力
- 資産
などの細かい項目を点数化して、合計の点数が規定の点数に達すれば永住権をえることができます。
もちろん国によってその内容は異なり、合格点数や対象項目、項目別点数はその国の雇用情勢、社会情勢によって変動するため、「去年より厳しくなった、ゆるくなった」ということが出てくることもあります。
制度内容で共通しているのは、年齢が若いほど優位ということです。
40歳以上の年代は該当点数がゼロ点となることもあるほどです。
職歴や技能は最も重要なテーマですが、単に優秀な人を確保したいというだけのものではありません。
もし永住権を取得した場合は、当然、その国に住むことになります。
住んでから最も重要なのは収入を得るための職探しとなってきますが、その際、現地で不足している職業分野に従事していたり、求められている技能・技術を持っていれば、就職活動がより容易なものになります。
そのことから、高度な技能や不足職業分野での技能を持つ人に高い点数を与え、永住権を与えようとしているわけです。
制度内容の詳細は移民局のホームページで公表されていて、「いったい自分はいま何点なのか」を計算できるのが大きなメリットです。
「この部分の点数を上げれば合格できる」
「将来的に移住するにはこうしたほうが有利」
といったように、それぞれの弱点や方針を見つけることができるので、関心のある人には、遊び気分で一度自分の点数を計算してみるのがいいと思います。
子供の頃に7年間タイに住んでいたので、タイももちろん候補の一つですが、世界をのんびり巡りたい気持ちが強いです。
でも、常々考えているのは「極力リスクを取らない」ことです。
それは、奥さんのことも将来の子供のこともそうですし、一切不安を持たせたくないのです。