東南アジア諸国における日々の変化はめまぐるしく、それはポジティブなこともあればネガティブ(めんどくさい)こともあります。
例えば、シンガポールでは電動キックスクーター(E-Scooter)の規制強化を発表した翌日から歩道を走れなくしたり、ベトナムではこれまで再入国するには最低30日以上空けなければビザが必要だったのを撤廃したり、などなど。
さらに、インドネシアの営業担当者にはインパクトの大きいビザをめぐる変更がありました。
間に合わなかったら工場へは行かず、オフィスから電話会議を繋ごうゼ。
案の定、この時のビザは全く間に合う様子がなく、予定していたインドネシア国内の工場訪問は急遽キャンセルすることになりました。
インドネシアの製造業を顧客として担当している営業マンには非常に大きな影響があります。
今回は、シンガポール在住者がシンガポール国内でインドネシアのB211Bビザを申請する手順を簡単にまとめました。
インドネシアの工場訪問に必要になったシングルビジネスビザ『B211B』
B211B: 適用される活動:(工業関連の訪問) インドネシア製品価値の向上、国際的マーケティングのためのコンサルタントと研修、インドネシア支社への監査・品質管理・検査、外国人労働者候補の採用に向けての実地試験.(インドネシア大使館HPより抜粋)
B211Bビザは以前からありましたが、これまでは到着ビザ(Visa on Arrival)でも問題ありませんでした。
しかし、2019年秋から政府による管理強化により、インドネシアの工場を訪問するにはB211Bビザの取得が必須に、そして抜き打ちで工場の見回りが実施されることとなりました。
B211Bビザの申請に必要な持ち物
- 現地入国管理局発行の査証発給許可書(Telex)
- 招聘状(Invitation Letter)
- Visa application form
- パスポート
- パスポートコピー
- 3.5 x 4.5 cm(パスポートサイズ)の写真
- IDカード(EP, Spassなど)
- IDカード(EP, Spassなど)のコピー
B211Bビザの申請手順
シンガポールでインドネシアのB211Bビザを発行するには次の手順で申請が必要となります。
- インドネシアの現地代理店(現地法人)経由で現地入国管理局発行の査証発給許可書(Telex)を取得(申請から2~3週間かかる)
- インドネシアの現地代理店(現地法人)で招聘状を作成
- ①②を含む持ち物を持参の上、インドネシア大使館で申請
- 翌営業日にB211Bビザ発行完了
インドネシア大使館で申請する当日の注意点
インドネシア大使館におけるビザの申請は午前中に受付をしており、午後は受取の時間となっています。
とにかく時間に余裕を持って行ってください。
朝9時から受付開始ですが、その前から写真のような長蛇の列です。
というのも、インドネシア大使館に入る際にIDを提示するのですが、その窓口が一つしかなく、ひとりで回しているため非常に非効率なのです。
中に入りさえできればそのあとは非常にスムーズにことが進みます。
まとめ
調べてみると、シンガポールでのB211Bビザは日本で申請するよりも必要書類が少なく、1日で発行が完了するので非常に便利です。
とはいえ、何が起こるかわからないのが東南アジアなので、時間に余裕を持って大使館で申請するようにしましょう。
ご参考ください。
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