『ナショナルデー(National Day)』について
6月頃よりシンガポールでは戦闘機の騒音が鳴り響く日が増えてきます。
「ナショナルデー」とは、1965年8月9日にシンガポールがマレーシアから独立したことを記念する日です。
毎年「ナショナルデー」の8月9日が近づくにつれ、ビルや住宅などに国旗やシンガポールをイメージした旗が設置され、国旗の色である”赤”と”白”で街中が埋め尽くされます。
通常はこの期間だけ許可される国旗の掲揚ですが、今年はコロナウイルス感染拡大により、すでに国旗の掲揚が許可されています。今後ナショナルデーが近づくにつれ、より掲揚する住宅やビルが増えてくるかと思います。
「ナショナルデー」には航空ショーや軍事パレード、パレードでのパフォーマンス、花火ショーと豪華なイベントが繰り広げられ、シンガポールはお祝いムード一色です。
今回は、2020年の「ナショナルデー」の情報をまとめています。
新しい情報がわかり次第、随時更新していきます。
一大イベント「ナショナルデーパレード(NDP)」
シンガポールのナショナルデーは 8月9日 です。
今年は独立から55年目にあたります。
その日に開催されるのが「ナショナルデーパレード(NDP)」。
今年は新型コロナウイルスの影響を受け、次々とイベントが中止になる中、ナショナルデーに行われるこのパレードも中止になるのではないかと予想されていました。
今年のナショナルデーパレード(NDP)はマリーナベイなど1箇所で盛大に行うのではなく、自宅でお祝いできるようにするとのことです。
今年のテーマは『Together, A Stronger Singapore』
『Together, A Stronger Singapore』が今年のテーマです。
シンガポール政府は『SG UNITED』をキャッチフレーズに、新型コロナウイルスに国民が団結して立ち向かい、乗り越えようという発信を続けています。
ナショナルデーはもともと独立を祝う記念日であり、国民が団結してシンガポールを強い国にしていこうという意味合いが込められています。
今年はさらに強い団結でコロナウイルスを乗り越え、シンガポールをさらに強い国へ成長させようという強いメッセージが込められ、このテーマになりました。
今年もこのテーマに沿ったテーマソングが発表される予定です。
また、今年のナショナルデーパレードのロゴには、思いやりを表すハートの中にシンガポールの象徴である星と三日月、信念を表す拳が描かれています。
「ナショナルデーパレード(NDP)」の日程
ナショナルデーパレードの開催日
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ナショナルデー 8月9日(金)
ナショナルデーはシンガポールで最も大切な記念日にあたり、準備も入念に行われます。
本番は8月9日の1日限りですが、例年リハーサル(プレビュー)があります。
例年はリハーサルにもシンガポール人・国民の方は応募の上参加ができますが、今年は公開されない予定です。