今回は、シンガポールで注意すべき7つの病気と症状を解説します。 熱帯特有の病気もあれば、「え、シンガポールなのに!?」という意外な病気やシンガポールならではの病気(症状)もあります。 少しでも心あたりがあれば、すぐに病院へ行ってください。 まずはシンガポールに住む大人から子供まで、すべての人が注意すべき病気と症状について述べます。 日本人が最も感染しやすい病気は下痢ですが、現地の人は同じように下痢をし続けてはいません。日本では感染し得ない病原体に、現地の人は免疫があるためです。 食中毒は細菌・ウイルスや生産毒素に汚染された水や食べ物で起こる病気です。 主な症状はこちらです。 基本的に東南アジアでは飲料の氷にも注意ですが、シンガポールの氷は大丈夫です。 ワクチンで予防できるので、体調の良い時に接種をオススメします。 南国では馴染みのないインフルエンザだと思う方が多いかもしれません。 実はシンガポールでもインフルエンザは流行します。 38度以上の熱が4日以上続き、何事かと思いました。 ラッフルズ・ジャパニーズクリニックにお世話になり、ことなきを得ました。 シンガポールはエアコンによって屋内は空気が乾燥していることが多いです。 会社や教室、スクールバスなどで一気に広がります。 人混みを避け、手洗いうがい、水分接種や休息で予防したいですね。 シンガポールでは北半球の冬と南半球の冬の年2回、流行します。 その前にしっかり予防接種をしましょう。 世の中で一番人を殺している生物は蚊です。 世界には蚊を中心とした虫を媒介する病気が数多く存在し、重篤な経過をたどる感染症も少なくありません。 蚊がいないことでも有名なシンガポールですが、そんなシンガポールでも毎年数千人がデング熱に感染します。 多くは無症状ですが、3~7日後に発熱、頭痛、発疹、まれに出血性デング熱(鼻、皮膚、消化管の出血)で入院が必要なこともあります。 植込みのそば、公園などでは長袖、長ズボン、虫よけなどで防ぎましょう。 また、デング熱より軽症とされるジカ熱にも要注意が必要です。 デング熱と同様特効薬はなく、ギラン・バレー症候群などを合併するという報告もあるようです。 妊婦、妊娠を希望する方とそのパートナーは特に蚊対策が大切です。老若男女が注意すべき4つの病気と症状
食中毒
インフルエンザ
デング熱、ジカ熱
ヘイズ
シンガポールで要注意の7つの病気と症状
清潔で空気もきれいなイメージのあるシンガポールですが、海外であることを忘れてはいけません。
高温多湿な東南アジアで食品の保存は要注意です。
ウイルスに汚染された水や貝類から感染するA型肝炎では、食中毒症状の数週間後に頭痛、筋肉痛、黄疸などが現れます。
私は人生で一度もインフルエンザにかかったことがなかったのですが、シンガポールへ赴任して1ヶ月半で人生初のインフルエンザにかかりました。
喘息など基礎疾患のある人は予防接種で重症化を防ぐべきです。
2016年ブラジルでジカウイルス感染の妊婦から胎児が感染し、小頭症児が多発しました。
海外旅行などでお腹を壊した経験をお持ちの方も少なくないはずです。
衛生環境は国によって違うため、その地域に応じた予防策と注意点についての知識をもって生活することが大切です。