世界最北の首都があるアイスランドはなぜ寒くない?






大自然が美しいアイスランド

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旅行が大好きな夫婦の私たちですが、ヨーロッパのデビュー戦はハネムーンで行ったアイスランドでした。

奇跡の絶景と呼ばれるのも納得する本当に美しい国でした。

常夏のシンガポールとはかけ離れた北の国ですが、アイスランドは知れば知るほどおもしろい国なんです。

そこで今回は、旅行前に知っておきたいアイスランドの豆知識を解説します。

「アイス」なんていうけど、実はそんなに寒くない?

アイスランドに観光に行かれた方はよく、アイスランドという名前ほど実は寒くないことによく驚かされます。

メキシコ暖流のおかげで、同じ緯度の他の場所に比べると寒さは穏やかです。12月の平均気温は0度、そして夏はだいたい11度ほどと言われています。つまり極端に寒すぎることもなく、暑すぎることもない気温で、そのおかげで数種類の昆虫しか年中を通して発生しません。

また、国の12%は氷河に覆われており、国の内部は人間の住むことができない高知になっており、広大な美しい自然がそのまま残されています。

今でも内部には幽霊や妖精、追放者が住んでいると信じられています。

アイスランドはなぜ木が少ないのか?

アイスランドといえば、広大な大自然の景色が思い浮かびますよね。

でも、いろいろな写真をよく見てみると、ある疑問が浮かびます。

「あれ、なんでこんなに気が少ないの?」

近年、アイスランドの森林は国土のわずか1.5%程しか占めていません。

ですが、昔からこのようだったわけではありません。

アイスランドに植民が始まった9世紀頃は、国土の30%程を森林が占めていたということが研究によって判明しています。

それではなぜ、こうなってしまったのでしょうか?

その答えは、9世紀頃、アイスランドに移り住んできた人々が気を使い切ってしまったからです。彼らは生きていくために木を削り家を建て、木を燃やして暖をとり、炭を燃やして鉄を造りました。

しかし、一度伐採してしまった木々はそう簡単には元に戻りません。

ましてや、火山灰に覆われ、年中強風の吹くアイスランドでは、再び森を復活させることはとても困難なのでした。ここ200年でアイスランドは、深刻な環境汚染問題に直面しています。

アイスランドの人々は、一刻も早くこの状況に歯止めをかけようと必死に森林保護に努め、植林活動を含め、失われた多くのものを出来る限り取り戻そうと熱心に活動されています。

クリスタルガイザーの「ガイザー」はアイスランドの間欠泉が由来している件

アイスランドを訪れたら必ず訪れたい名スポットといえば、大迫力の間欠泉ですよね!!

ストロックルという名前の大迫力の間欠泉をみることができます。

間欠泉の仕組みをお伝えする前に、まず皆様に水と熱と地下から水が上がってくる仕組みについてご説明致します。

ここのストロックル間欠泉が活動する地域の水は、更に北の方角に位置する氷河の水が長い年月をかけ、多孔質の石を介してその場所まで流れてきます。そしてその水はマグマに近い熱を持った地球の表面によって温められます。

その温められた水が沸騰し表面の冷たい水を押し上げ、また表面の水は温められ上がってきた水を抑えようと圧力をかけます。

そして最終的に圧力が耐えきれなくなり吹き上がるというのが、間欠泉の仕組みです。

英語で間欠泉のことをGEYSER(ガイザー)といいますが、これはアイスランド語のGEYSIR(ゲイシール)が元となり生まれました。

また、そのゲイシールという名前の元となるゲイシール間欠泉は、今はほぼ活動を停止しています。その代わり、今はゲイシールのすぐ近くにあるストロックルという間欠泉を同じように観察することが出来ます。

間欠泉は地球上で数千個しか見つかっていない珍しい自然現象で、間欠泉を観ることができるのはアメリカ、ニュージーランド、チリ、そしてアイスランドのみです。

吹き上がる水は80~100℃とかなり高温となっているため、絶対に触れないようお気をつけください。

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