父系血統主義が原則の国
私たちにはあまり馴染みがありませんが、父親の国籍のみ子供が引き継ぐという国もあります。
- イラン
- インドネシア
- エジプト
- クウェート
- スーダン
- スリナム
- モロッコ
でも、ここで疑問が生じます。
もし、父親がイラン人で母親が日本人、そして子供を日本で出産したらどうなるんでしょうね。
たぶん、上記国の国籍を持つ父親の国で出産した場合に適用されるのでしょうね。
子供の日本国籍選択と認知
国際結婚した場合、父親または母親が日本人であれば、その子供は日本国籍を取得する権利が生じます。
しかし、国籍を保留した場合は、22歳までに国籍を選択する必要があります。
日本は二重国籍を認めていないため、日本国籍を選んだ場合は外国籍を放棄、外国籍を選んだ場合は日本国籍を放棄することになります。

バンコクに住んでいた子供時代には、日本人の父親、タイ人の母親を持つ友人が多くいました。
今では、そのほとんどの友人がタイ国籍を放棄して日本国籍を選択していますね。
海外に住む日本人が増加するにつれて、重国籍の必要性を訴える人、深刻な問題として捉える人も増加し、国会などへの請願も行われています。
一方で、外国人女性と日本人男性との間で未婚出産した場合は、出生前に認知するか、または出産後に婚姻しなければ、国籍法第3条によって、生まれた子供にの本国籍は与えられません。

ただし、2006年、婚外子の日本国籍を求める裁判で、東京地方裁判所は婚外子差別をしている現行の国籍法は違憲として、原告の子供達に日本国籍を認める判決を出しました。
国籍法が改正されるかどうかは今後の課題となっています。
まとめ
最後は少し固い話をしましたが、せっかく海外国籍の取得について取り上げたので、日本国籍の扱いについても触れてみました。
結論、日本人夫婦が子供に海外国籍を与えたい場合は、先ほどリストアップした18ヵ国で出産する必要があります。
出産の安全を第一に、ひとつの参考としていただければ幸いです。

将来、海外へ移住したい私たち夫婦の視点から考えると、子供に二つの国籍の選択肢を与えることは子供自身でメリットデメリットを考えることにもなるので、良い教育の一環です。
あとは自分で将来を考えて、自分で選択してもらえれば嬉しいですね。
海外で出産した子供が国籍を取得できる18の国に関する内容は以上です。

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イギリスは永住権を持っていないと、ただ英国内で出産しただけでは
国籍はもらえないと思います。
そうなんですね!!
ありがとうございます。
自分でも調べてみてすぐに修正します。