5位:国際基督教大学高校(ICU)
次は東京の三鷹にある国際基督教大学高校(通称:ICU)です。
その名前の通り、国際基督教大学の附属高校で帰国子女枠は日本一の150~200名です。
東京というロケーションもあり、帰国子女の中でもかなり人気があり倍率も高いです。
ICUも英語圏出身者向けと日本人学校出身者向けの試験を用意していますが、各定員を見ると、英語圏出身者の方が有利にも思えます。
でも、私が重要視している「大学への進学のしやすさ」については魅力がありません。
国際基督教大学への枠は80名ほど、すなわち生徒数の1/3しかなく、多くは指定校推薦を利用するか大学受験をするかです。
そもそも、国際基督教大学には教養学部しかないため、大多数の生徒は他の大学へ進学します。
ここから先は進学校と同じで、実力次第で早稲田大学へ進める人もいれば、日本大学へ進む人もいます。
同志社国際高校や立命館宇治高校と大きく異なる点は、大学進学の点です。
もちろん、その分教育カリキュラムも充実しているでしょうし、勉強させたい親御さんにとっては魅力的な高校だと思います。
なので、同志社国際や立命館宇治の方が入学も容易ですし魅力的です。
でも、帰国子女からの人気は圧倒的に国際基督教大学高校の方が上です。
世界各国の帰国子女を大学受験させるまでしっかり教育する制度は素晴らしいです。
6位:早稲田本庄学院高校
最後にご紹介する帰国子女受け入れ校は、埼玉にある早稲田大学附属の早稲田本庄学院高校です。
早稲田大学附属ということもあり、帰国子女に絶大な人気を誇る高校です。
ここは国数英の試験のみとなっていて英語論文など英語圏の帰国子女向けの選考がないため、日本人学校出身者が主な対象となります。
しかし、帰国子女枠は25名でかなり狭き門です。
3教科受験とはいえ、偏差値は70ほどでかなり難易度は高いです。
狭き門を突破した精鋭が早稲田大学への切符を手にすることができます。
まとめ
全国から厳選した帰国子女受け入れ校6選でした。
帰国子女という特権を活かした高校受験は非常に魅力的で、ここでリストアップした高校は早稲田本庄を除き、国内の一般生が入学するのはかなりハードルが高いです。
早稲田シンガポールと慶應NYは別格ですが、国内でも私立大学の附属高校であるため学費が高いのも事実です。
でも、予備校や浪人の可能性まで考えると、大学への進学まで見据えた高校受験は費用的にもありかもしれません。
将来、私の子どもが帰国子女で日本の高校に行きたいとなった場合はこう考えます。
- お金に余裕があれば早稲田渋谷シンガポール校
- お金に余裕がなくても、何とか頑張って同志社国際か立命館宇治
帰国子女の高校受験を考えるみなさまのご参考になれば幸いです。
日本人学校での学校生活や高校受験事情についてはこちらの記事で詳しく述べているので、併せてご覧ください。
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帰国子女のためになる情報をありがとうございます。
上記のブログにつき1点間違いを訂正させて下さい。
早稲田渋谷シンガポールは早稲田大学の付属ではありません。系属校という分類に入ります。
早稲田大学の付属高校は2校のみで、早稲田大学本庄高等学院と早稲田大学高等学院になります。
ご指摘いただきありがとうございます。
誤情報を記載してしまい大変失礼致しました。
正確な情報をお伝えできるよう情報収集に留意致します。
早速訂正させていただきました。